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全力という名の落とし穴。全力を出し尽くすよりも大切なこと。


先日、高校生とやり取りしていた時のこと。

私たちには時間がないんです。

練習が終わったときにはぶっ倒れるくらいにやらないといけません。

と。

うん、大事な心意気。

すべてのトレーニングを全力で行うというのは簡単なようで難しく、

練習が終わったときにぶっ倒れるほど追い込めるかと言われると、

そうじゃない。

心意気としては、ぶっ倒れるくらいに追い込んで、

自分を高める方がいい。

と思っているかもしれませんね。

おっしゃる通り、毎回限界まで追い込んで、

もしくは追い込まれてトレーニングしたら、

強くなる、と思っているかもしれません。

もちろん、そういうトレーニングは時として大事です。

だけどですね、それが最優先される、ということはないと思う。

今日の決着は今日つける。

今日やるべきことは、今日でしっかりとやり抜く。

これは非常に大事なことです。

しかし、

体力的に追い込んで

疲れてぜーぜーいってるトレーニング=いいトレーニング

にではないのです。

もちろん、

トレーニングを考えるにおいて、

運動量の確保というのは非常に大事な要因ではあります。

なぜなら、イメージしてても実際に動かしてみないと、

わからないこと、得られないことが多いからです。

そして、イメージだけでは体力の維持増進はできません。

イメージすることは、非常に大事で、

技術の習得に大きな要因であることは間違いありません。

だけど、それだけでは技術の習得は難しいです。

イメージができないと身体を動かすのは難しいけど、

身体を動かさないとイメージするのも難しいのです。

というわけで、実際に運動してみる、動かしてみる、というのは非常に大事。

しかし運動量だけがあってもハンドボールが上達するとは限らない。

毎日インターバルをして、ぜーはーいってぶっ倒れたとしても、、、

ハンドボールはうまくならないのです。

運動量の確保があって、体力は付きますけどね。

だから、、、

練習が終わったらぶっ倒れるほどやらねばならない。は

一部正解で、一部勘違いというか危険な考えでもあります。

そんなこと言ってたら中学生や高校生は終わってしまう。

限られた時間なんだから、最初は何も考えずに型を覚えて、

基本を覚えて、やり込めばいいんだよ、

時間をかけてやり込むんだよ。

という指導者もいるかもしれません。

これもまた真なり。かもしれません。

だって指導者の評価は勝つことで上がる仕組みですからね、、、今の日本は。

それを否定するつもりはないのです。。。

だけどですね、、、

指導者と一生懸命やってる選手に聞きたいのだ。

練習後にぶっ倒れるほどの練習よりも、

次の練習が待ち遠しいと思わせるほどの練習を考えてみてはどうだろうか、、、と。

練習後に疲れて、やり切ったと思える充実感も大事。

だけど、

朝起きて、今日の練習何をするのかなー。こんなことしてみたいなー。

と思える練習の方が大事だと思うんですよね。

トレーニング後の充実感よりも、

トレーニング前のわくわく感を大事にしたい。

もちろん、トレーニング後の充実感には、

身体的疲労だけではなく、精神的な充実も含まれます。

今日はこれができるようになった。

新しくこんなことを習った。

指導者から褒められた。

自分がうまくなったような気がする。

そんな充実感は非常に大事です。

だから、何もぶっ倒れることはない。。。(笑)

もちろん、自分のとの勝負ですから、

ぶっ倒れるほどの覚悟は大事ですよ。

でも、ぶっ倒れるのが目標になってしまうと、

ベクトルが違ってくる。

指導者もぶっ倒れるまでやれというかもしれない。

ぶっ倒れていないからまだまだ追い込めると思っているかもしれない。

そんなトレーニングしか処方、提供できない指導者が、

次のトレーニングにわくわくして向かってくる、

コートに出てくる選手たちを育めるとはあまり思えない。

厳しいだけが強くなる道ではない。

その中に楽しいがあってもいいし、笑いがあってもいい。

将来的に役に立つ厳しさならいいと思うが、

いまを耐えるだけになってしまっている厳しさは、

心身の疲労を強くしてしまう。

長く続けば、その競技そのものを嫌いになってしまう。

それは、、、あかんやつや。

指導者も選手も、全力でやるという意味を再考しなければならないと思う。

全力を出し尽くすことよりも、

全力で取り組みたいと思えるコートにしないといけないし、

そう思って取り組んで向かってくる選手を育まないといけないと思った。。。のだった。(笑)

全力で取り組みたいと思っている選手が手を抜くことはしないのだ。

何が言いたいのかというと、

頭も使えよ、って話。

メカルが高校生のときなんてね、、、時間ぎりぎりまで日陰で座って、

できるだけ体力を温存してたよ。

だって練習がしんどかったもん(笑)

また始まる、、、と思ってた。

あれがあって今があるから、当時も間違いではなかったよ。

だけど、練習前にハンドボールで遊んでいたりする中高生を見るとさ、

なんかとてもうれしい。

自分にはなかったことだからね。

皆さんのお子さんはどうですか?

休憩の時、練習の前後、

ハンドボールで遊んでいますか?

できるだけ休もうとしていますか??

遊んでいるときは元気なくせに、

練習になったら声も出ない元気もない。

なんて思いながら見ている指導者は、

自分の提供するトレーニングが面白くないんだな、、と思った方がいいですね。

トレーニングの中で打ってみたいシュートがあれば、勝手に練習します。

トレーニングの中でやってみたいプレイがあったら、勝手に練習します。

トレーニングの中でもう少しで出来そうなプレイがあったら、勝手に練習します。

トレーニングの中で自発的・主体的に取り組む習慣が身についていれば、勝手に練習します。

まぁ、その流れを作るのは容易ではないのだろうけど。

だからこそ、指導者は常に学び続けて、

アプローチの方法を自分に問い続ける必要がありますね。。。

今日は長くなったよ。

だって、久しぶりにパソコン開けたし(笑)

 画像は発売中のスポーツイベント。

久保さんがメカルのことについてまとめてくださっています。

ご一読を。
今日もゆかる日まさる日。

ぐすーじさびら。

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