【ハンドボール】銘苅淳のおにあくま

おごらず にくまず あせらず くさらず まけるな

プロになるということ(ハンガリーの場合)指導者の評価も考えないといけない。

time 2017/02/08

プロになるということ(ハンガリーの場合)指導者の評価も考えないといけない。

今日はお知らせを

以下、ハンガリー在住でお世話になっている鷲尾さんのコメントより:

 

ハンガリーでは、U14、遅くともU16くらいが進路として「プロになる」と決める(目指す)時期なのではないかと感じています。目指しても、もちろん途中でやめた、と方向転換する子もいるでしょうし、プロになれない子もいるでしょう。

今回の世界選手権で、ハンガリーの協会がアップしている代表選手のデータを見ていました。生年月日や出身地、身長体重といった基本データの他にも、いろいろ載っていて、ふーん、そうか〜〜と興味深く。

以下はそのデータの例です:

・今までの所属クラブ(子供時代からプロまですべて。なのでU8、U10くらいまで遡ります)
・代表として初めて出場した試合、および結果
・代表としての得点合計(この辺りは普通によくあるデータですね)
・代表として出場した大会の一覧と、チームの最終成績。
・今までの所属チーム(プロ)の監督リスト
・育て親 ・恩師(これは自己申告なのかわかりませんが 笑)

これを見ていると、間違いなく、皆18歳でプロ入りしていますね(ハンガリーは高校までが義務教育です)

それだけチームもあるから、というのがありますが。

そしてやはり、14-15歳くらいからは、皆、一部リーグを持つクラブのU14、U16に入っています。それまでは地元クラブに入っていても、強いチームに移動してくるというわけですね。

指導者の質も違うことは当然のこと、この年齢から、同じクラブの上にプロがいる、代表選手がいる、試合をしょっちゅう生で観られる、というのは意識の面でも大きいでしょうね。

その他、ハンガリーにはハンドボールアカデミー(全寮制の高校で昼間は普通に授業、その他の時ハンドボール)もあります。その学校のコーチらは、先日、全国のU14リーグの試合にも来ていて、スカウトしていました。
(ハンガリーの高校は、4年制で、14歳の子たちはちょうど今が受験、進路決定なので)

でも、ハンガリーでも、ハンドボールで生きていくのは大変です。プロチームも上位2チームくらいの有名どころは好待遇が保証されていても、それ以外のチームは給与未払いなんてこともしょっちゅう。 それに成績が悪ければ、容赦なくすぐ追い出されます。現役として代表になれるのも一握りですし、引退後のセカンドライフもそう安定はしていません。ドイツあたりだったら給与未払いはないかもしれませんが、「大変」度はさして変わらないと思います。

ですから、14-16歳で、よほど本人が「なりたい!これしかない!」というのであれば親は支えると思いますが、
本人がまだわからない状態でスカウトされても、すでに進路を決めてしまうには「賭け」すぎて、、、と考える親はここでも普通です。選択肢は広く持っておきたいと考えるのも親心ですからね。

でも一方で、全日制大学を卒業した後でプロ入り、という人はまずいません。プロ選手として活動しながら、何年かかけて学位取得、通信教育という人は聞きますが。
それだけ、遅くとも16歳くらいから打ち込んで行かないと、世界に通用する選手にはなれないのではと思います。

ということで、カギは14-16歳。
そこで本人が意思を決めたら、それを育てて支えていく環境があるか、ということかなと。
(14-16歳というのは、身体作りでも、とても重要と思うので。栄養管理もこの頃から科学的見地に基づいてやるのが1番かと思います。筋肉は後からつけられても骨はこの時期ですもんね)

とハンガリーの現状をお知らせしてくださいました。

どの世界でもプロ選手になるというのは大変です。

プロになるためにはそれなりの過程を歩む必要があります。

トップチームには下部組織がある(義務付けられている)のです。

トップチームが一部に上がると、

そのジュニアチーム(18歳以下)のチームも一部リーグというか、

トップチームと同様にお互いのジュニアチームとのリーグ戦が行われます。

なので、二部から一部に上がったチームは、

ジュニアチームの育成にも力を入れるということになります。

タレント性が高いなら、トップチームも強いチームに引き抜かれ、

授業料等をクラブが面倒を見て、育成をすることがあります。

日本の特待生のような感じですね。

それは学校ではなくクラブがお金を出すのですが。。。

ベスプレムなんかはハンガリー以外からもジュニアを引き抜いて

育成したりしていますからね。

ジュニア世代ならトップチームに入り、プロ選手になることにあこがれるでしょう。

だけど、いつけがをするからわからないし、

早熟タイプだったら次につながりません。

親もそうですが、そういう不安は常にありますよね。。。

 

日本はトップリーグに入ることを意識するのはいつでしょうか?

小学生で日本リーグのチームや日本代表を知らない子はたくさんいます。

高校生でもたくさんいます。

日本ではハンドボールがあまり日常ではないので、致し方ないのですが、

そういう環境の差がやっぱり大きいのかな、、という気がします。

 

そしてですね、一番言いたいことはですね。

選手のデータのところに、これまでの監督や恩師の名前があること。

今現在、これだけのパフォーマンスをするのは、

これまでの指導者のおかげでもあります。

その指導者をしっかりとデータの中に入れることで、

指導者としてもうれしいですよね。

日本もぜひ取り入れてほしいです。

 

指導者は勝たないと評価されません。。。対外的に。

だから多くの指導者は各カテゴリーで勝つことが最大のターゲットになります。

そのカテゴリーで勝つことがすべてではないけど、

重要な一部であることは事実です。

だけど、勝てなくても、個々の選手データに載ると、、、

めっちゃうれしいと思いませんか??

勝つことがすべてではない。

ハンドボールを好きにさせてあげる、

ハンドボールの、人としてのいい習慣をはぐくんであげる、

それもやっぱり立派で尊敬されるべき指導者ですね。

指導者の評価基準のパラダイムシフトをしていきたいですね。

皆さんが自分のデータを作るとき、

そこにはいる名前は誰ですかね??

いい指導者に出会うことが大事ですね。

 

画像は引き続き。

この二人に癒された人、、、リツイート。

(笑)

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銘苅淳

銘苅淳

ハンドボールプレーヤーの銘苅淳です。 1985年4月3日生まれ。 沖縄県浦添市出身。 [詳細]

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