パスキャッチが先か、動きが先か。加減乗除のトレーニングの考え方。

パスキャッチが先か、動きが先か。加減乗除のトレーニングの考え方。

この前、うちのクラブの10-12歳くらいの年代の子どもたちの練習を見ていました。

なんてことはない、、、

センターからバックがパスを受けて、

バックがサイドにパスを出して、

サイドがシュートを打つという練習。

これがですね、、、

全然うまくいかないんです(笑)

センターからバックに、

バックからサイドに出すパスがまともにつながることなんてほとんどない。

ボールはあっち行ったりこっち行ったり。

この情景を見て、

「日本だったら止めて、パスキャッチの大切さを説いて、

選手は立ったまま怒られているんだろうな、、、」

と思っていました。

 

「なんでパスをちゃんと出さないんだ」

「なんでキャッチができないんだ」

「ちゃんとやれ」

「ミスばっかりじゃないか」

「おまえら走ってこい」

 

想像しただけでこんな声が聞こえてきそう(笑)

 

コーチにもよりますが、こっちの練習ってあんまり止めないんですよね。

流れを大事にするというかなんというか。。。

子どもたちはパスキャッチが大事ということはわかっている。

だけど、同時に戦術というかハンドボールそのものの動きも教えている。

 

よく日本の指導現場は加算式、という話をします。

パスキャッチができないとフォーメーションはできない。

フォーメーションができないと試合はできない。

走れないとハンドボールができない。

フットワークができないとDFができない。

だから、走り込みをする。

ボールを持たない練習としてフットワークをガンガンする。

延々と動きのない対人パスをする。

延々と判断を伴わないフォーメーションの動きを練習する。

などなど。。。

過去の記事はこちら

パスはコミュニケーションだ。パスは戦術だ。そしてコミュニケーションは戦術だ。

 

この記事の中にも書いていますが、

パスという方法論は技術ですが、

パスをするという行為は戦術です。

技術は戦術によって方向づけられるので、

戦術を教える過程の中で、

その戦術に方向づけられたパスのトレーニングをした方がいいかもしれません。

もちろん、基本的なパスキャッチができないと、

ボールを投げることができないと、ハンドボールになりません。

やりたいことを先に明示して、

そこに必要な技術を示唆してあげれば、

選手の理解も早くなるかもしれませんね。

もちろん、何も示さずに、

これとこれとこれをピコ太郎式に合わせて、

ボン!という風に仕上げる方法もあります。

 

加算式ではなく減算式。

それだけではなく、積算と除算を組み合わせて、

ハンドボールの一部をかけ合わせる。

ハンドボールの全体から抽出する。

そういう掛け算も割り算も、トレーニングを考える上で大事なことだな、、、

と思ったのでした。

 

大事なことは0(ゼロ)を作らないことですね。

どんなに大きな数に0をかけても0です。

どんなに大きな数でも0では割れません。

0になるトレーニングをしないこと。

時として無駄だと思えることも大事ですが、

無になることはいりません。必要じゃない。

 

画像は数年前の仙台一高。

スーパー進学校な彼らは選抜やインターハイにも出場しました。

この年代よりもっと前だな。。。

当時のメカルは、、、

取って投げてひっくり返して跳びかかるようなエネルギーがありました。

そりゃ、高校生男子でも怖くて泣くわ。(笑)

そんな彼らも大学生だな。

成人して立派な青年になってるだろうな。。。

もう二度と会うことがないかもしれない彼らの心のどこかに

ハンドボールがあることを願っています。

もっと願っていることは、

スーパー出世して、起業してお金持ちになって、

ハンドボールにお金を落としたり、

行政としてハンドボールをバックアップしてほしい。。。

もっと言えば、メカルをバックアップしてほしい。。。(笑)

メカルを忘れてもらっては困るけど。

加藤先生、元気かな。。。

昨年は仙台に行けず、、、いつもの写真が撮れなかったのが残念。

今年はどうかな~。

 

 

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