絶対に決まるフォーメーションを教えてください。について。

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今日はかつての恋人と長電話してました。

近況報告や懐かしい話なんかもしながら、

最終的にはハンドボールの話とかしてるんですけどね。

その中で、大学のトップ選手が監督に対して

「基礎練習よりも絶対に決まるフォーメーションを教えてください。」

っ言ったらしいんですよ。

笑える。。。いや、笑えないのか。。。

そもそもの話ですが、

絶対に決まるフォーメーションがあれば、いまは世界中がそれをしています。

絶対に勝てるトレーニングがあれば、世界中のチームが取り組んでいます。

絶対に入るシュートがあれば、全員がそれを打ちます。

人間がやるスポーツなので、絶対はないのです。

そもそも、不完全な人間がやることで、

完全を求めることがナンセンスで、

ましてやスポーツにおいてそれを求めるなんてできない。

技術的、戦術的、メンタル的に突き詰めているけど、

その余白の部分があるからこそ、スポーツは面白いんだと思いますけど。

メカルはいつも言いますが、

「不完全の中の完全」

を目指さないといけないのです。

自分が不完全という認識の中で、現時点での完全を目指すからこそ

より高みに行けて、よりレベルが上がるのです。

自分に疑いを持たずに、いまの自分が完全だと思っている時点で、

成長は止まりますよね、誰が考えてもわかる。

 

歩行という動きを完全だと考えると、

生後3か月の子は、ハイハイもできません。

が、その時点では完全なんです。

生後6か月の子は歩くことができません。

が、その時点では完全なんです。

もちろん、そこに個体差は出てきますけども、

成長に伴って歩けるようになる過程の中で、

不完全ではあるけれども完全なんですよね。

 

ちょっと、話がずれました。

ルール改正で7人攻撃をするチームも増えていると思います。

一般的に考えて、相手よりも一人多いんだから、

「普通に」攻めたらノーマークができますよね。

でも、その「普通」ができないから、ミスをしますよね。

 

フォーメーションにしてしまえば楽ですよ。

考えることをしなくていいから。判断をしなくていいから。

マニュアル通りにやって、相手がどうこうではなく、

自分は決められた動きをすればいいんだから。

自分で判断する、考えることができない、

もしくはその責任を取りたくない、だからやることを限定してもらった方が楽。

という選手、いませんか?

言われたことをやるだけのロボット的な選手を指導者が重宝しすぎてはいませんか?

そのチームの約束事の中でなら活きるけど、

次のステージに行ったら使えない選手、という人、いませんか??

 

最終的には、フォーメーションというものは存在します。

トップチームでも緩やかな制限を作ります。

それがチームとしての方向性だからです。

だけど、そのフォーメーションを達成するためには、

やっぱり、基礎基本が大事になるんです。

上述した7人攻撃も、しっかりとした基本的なプレイを強く的確に行うことができないと、

成功しません。

フォーメーションを達成するためには、

基本的なことがしっかりとできないといけないんです。

だからこそ、日頃のトレーニングで

トップチームでも1:1もすれば2:2もするんです。

それが、極東の島国のトップレベルの大学生が

絶対に決まるフォーメーションを教えてくれ、というのは、

まだまだハンドボールの世界観が狭いなーと思ったのです。

そして、そのカテゴリーで勝つことが最も重要視される現状を

少し心配しています。

 

もちろん、理解しているつもりです。

多くの大学生は大学でやるハンドボールが人生最後かもしれません。

これが人生の、青春のすべてだから、

絶対に決まるフォーメーションが必要なのかもしれません。

欲しているのかもしれません。

 

だけど、断言できるのは、

絶対に決まるフォーメーションはない、です。

もちろん、作戦版上の理論では可能です。

それは、相手がこちらの予想と違う動きをした時に、

対応できる、適応できる、判断ができる選手がいるからです。

かつて、ロシアの最盛期。

フォーメーションが3つしかなかったそうだ。

しかしその3つを的確に行うことができたら必ずノーマークをつくることができる。

そこまで徹底できるのであれば、3つくらいに絞ってもいいかもしれませんね。

判断に優れた個人をそろえて、それをする勇気があればの話ですが。

 

フォーメーションの強みももちろんあります。

フリーオフェンスの強みももちろんあります。

ようは使い方ですね。

ただ、一つ言えることは、

これは自分が実感していることなんだけど、

フォーメーションでガチガチに固められて、

指導者から言われたことしかできない選手は、

トップではやっていけない。

スーパー優秀なポテンシャルがあれば日本では通用するけど、

海外では無理。これだけは断言できる。

これに対して異論があるとしたら、

海外で選手生活を3シーズン以上した人からなら受け付けます。

 

 

こちらもあわせてご一読ください。

自由と責任と型。

個人を鍛える指導者と、個人を忘れる代表

日本が強くなるにはパラダイムシフトが必要だと思う。

これだけ情報が近いいま、

狭い世界観で考えるのはもったいないですね。

もっと広い世界がたくさんあります。

もちろん、メカルが見てない世界は果てしない。

だからこそ、探求するのですが。。。

画像はインパルのピンクのタンクトップ。

体操のお兄さんのオファー来ないかな。。。

体操はできないけど、、、(笑)

明日という日もこれまでの続き☆

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