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日本の現場指導者の評価。生涯にわたってスポーツを楽しむということはどういうことか。

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以前、バスケット協会の指導者への通達ということで、

川淵さんが出した文書をご紹介しました。

ブログの記事はこちら。

さて、どう考える?みなさんの指導者はどう?

目先の勝利だけではなく、長く競技を愛せるように指導しよう。

みたいな感じです。

そこで、ある指導者からもらったメッセージでは、

チームが勝ちだすと保護者から感謝を言われる。

勝てないと感謝なんてされない。。。

結局勝たないことには指導者は評価されないから、

現場ではその競技を好きになってもらうというだけでは難しい。

と、こんな感じでした。

日本の指導者は、勝つことで評価されます。

もちろん、世界中で勝たせる指導者というのは勝つから評価されますが。。。

じゃあ、その勝たせる方法は問われないのか?

と言われると違いますよね。

ここ数年で体罰と言われるものはかなり減ったと思います。

毎日、練習中に流血して、ぼこぼこにしながら勝ったら、すごい指導者なのか?

学校の授業もまともにしないけど、部活動だけ一生懸命で勝たせたらすごい指導者なのか?

自分は横柄な態度なのに、選手が兵隊みたいに挨拶していたらすごい指導者なのか?

よくわかりません。

メカルは指導者ではないので。

でも、個人的に考えているいい指導者というのは、

卒業生が戻ってくる指導者だと思います。

教えた選手が、指導者のもとに戻ってくる。

自分が卒業したチームに戻ってくる。

戻りたいと思える場所を作っているというのは大事かと。

どれだけ勝ったとしても、

しんどい思い出ばかりで、

指導者の顔を見るためにわざわざ時間を割くことはしない。

遠くで見つけたら顔を合わさないように隠れる。

というのはどうかと思っています。

じゃあ、楽しくワイワイやってればいいのか?

挨拶とか礼節を教えて、競技は二の次でいいのか?

となるとそれは違うと思うわけ。

現状、日本のスポーツは学校体育の側面が強いです。

そして、世界共通の認識として

スポーツをすることで育まれる側面に期待をしている。

そこが大きくなって、

チームの目的が愛されるチームになる、応援されるチームになるというのは違う。

勝つことを絶対目的とするのではなく、

少なくとも勝つことを目指す集団になる

ということを目的としないといけないのだと思う

勝つことを目指す、という過程において、

育まれることが大きいと思うから。

目標を設定してそれに向かって努力する。

ライバルという存在を尊重して、切磋琢磨しながらお互いに向上する。

集団の中の自分の役割を認識して尽力する。

負けるという経験の中で挫折も悔しさも味わって、

そこからもう一度奮起する力なり方法論なりを経験する。

勝つという経験の中で自己効力感を感じながらも

プロセスにおける見直しと修正改善をしての新たな目標設定。

取組むにあたり、ひとりでの無力感や集団や周りからのサポートの認識。

などなど。

普通の家庭生活では経験できないであろうスポーツを通しての経験で、

より強く、よりたくましく社会の中で生きていける力を養うことができるのだと思う。

チャンピオンシップの大会があるからではなく、

スポーツというものの価値を認識して取り組むからこそ、

勝ちを目指すという集団(個人)にならないといけないと思うし、

指導者はコーチの語源の通りに、

そこに導く人だと思われる。

バスケットの通達もそうですが、

学習指導要領にもあるように、

指導者は、生涯にわたってスポーツを楽しむ資質や能力を育まないといけない。

スポーツそのものの楽しさは様々です。

  • みんなと一緒にいるのが楽しい。
  • できなかったことができるようになって嬉しい。
  • 勝つために準備してきたことが発揮できてうれしい。
  • その取り組みに対して、自分だけではなく、周りの人も喜んでくれて嬉しい。

などなど。

自分がその競技をずっと続けるのが一番かもしれませんが、

テレビでプロスポーツを見て、

いまの技術はスゲ~。

この戦術がはまっている。

そのタイミングでのタイムアウトでの指示はどうなっているか?

シーズンを通してチーム戦術がどんどん変わっている。

スポンサーがだんだん増えている。

観客がどれくらい入っていて、入場料はいくらなのか?

入場料、飲食費、駐車場で1試合当たり開催でいくらの売り上げになるのか?

という競技への視点、マネジメントへの視点、

それらが育まれればおもしろいですよね。

それがいろんな意味でスポーツを楽しむということだと思う。

指導者が求めていること、

選手が求めていること、

保護者が求めていること、

協会などの上層部が求めていること、

それぞれが違うかもしれませんが、

ベクトルを合わせるということが大事かもしれませんね。

そのためにはそのスポーツが文化として、

共通の認識が出てこないといけませんね。

生活を豊かにするもの、生活の一部としてあるもの、

選手も指導者も保護者もそれぞれがなくてはならず、

リスペクトできるような環境、を整備しないといけませんね。

日本のスポーツは本当に現場の指導者の情熱で成り立っています。

その熱を正しい方向に勝つようできたら、

もっとより良い環境になるんじゃないかなーと思います。

大河ドラマの坂本龍馬を見て、、、

少し考えてみました(笑)

日本から遠く離れているところからの戯言ですので、

あしからず。

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コメント

  1. のぶ より:

    ちょうど今、そこで悩んでいました。

    小学生を教えることになり、指導計画を考えていたのですが、限りある時間でできることは何でしょう。
    ローランドさんの訳されたハンガリーの育成年代の指導指針を参考に作ったのですが実際の現場の状況とは若干異なって映ります。
    保護者の求めるスポーツクラブ。子供がやりたいスポーツクラブ。
    子供の将来を思う指導。子供に対する見返りを提供してあげること。
    色々な方と話をするごとに難しいと感じます。

    結局、私自身の中では「ハンドボールの楽しさを感じてもらいたい」という思いが今は1番のベースになっているので、今の状況の中で精一杯もがいていきたいと思います!

    • mekaru atsushi より:

      いくら勝たせてもそのものを嫌いになってしまうのは違いますよね。もちろん、人間ですから人としての好き嫌いというか合う合わないはあるかと思いますが。
      指導者は教員なのか、外部なのかでも違いますし。
      難しいですね、やっぱり。
      正解がないからこそ、面白く終わらないと思います。

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