ボールゲームのポイントは強度。高い強度でプレイする習慣化が日本とヨーロッパのトレーニングの違い。

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この画像、わかりますか??

こういうのうまく描けずに申し訳ないのですが、

日本は練習が始まってアップの走りやフットワークや基礎練習が一番きつくて、

その後、トレーニング強度は落ちて、長々と続く。

ヨーロッパはアップはアップで身体を温めて、

その後、高い強度でトレーニングが進んでいき、

短い時間で終わる。ということを表現したかったのね。。。(笑)

ボールゲームはゲームの中で静と動がありますね。

特に攻防入り乱れ型のボールゲームは特に。

相手がいるからこそ戦術的に

ずっと同じペースで走っているわけではなく、緩急を使います。

ハンドボールは強度のスポーツです。

どれだけ強度の高いパフォーマンスを継続できるかどうかが大事です。

コンタクトもあり、相手との関係性もあり、戦術も多様。

やることはたくさんあります。

その中で強度を高く保ってどれだけパフォーマンスできるのか?

がポイントですね。

この、強度というのがポイントです。

トレーニングを、その目的を考える場合、

強度を軸に考えた方がいいですね。

 

ヨーロッパの場合、トレーニング時間は90-120分です。

メカルも日本でやってた時は短いと感じることでしょう。

だけどその時間のトレーニング強度は高いです。

だから、ハーハー言いながらトレーニングして

終わったら疲れてしまいます、当たり前だけど。

その瞬間に全力を出すような集中力はこちらの選手が優れている点だと思いますが、

トレーニングの設定にもポイントがありそうですね。

日本だと、練習時間が長いのでその強度が高いまま持続しません。

強度が高いとそんな時間トレーニングできないからです。

 

ゲームプランにもよりますが、

強度の低いゲームと言うのはあまりないでしょう。

いまやクイックスタートなどアップテンポな展開も多いですし、

コンタクトを続けるということはそれだけ強度が高くなります。

 

中学生が小学生相手にするときは強度は低いけど、

高校生相手にするときは強度が高い、と言えばわかりやすいでしょうか。。。

 

強度の設定の仕方

 

強度をどうやって設定すればいいのか?ですが、

トレーニングプランにもよります。

ピリオダイゼーション(期分け)というのですが、

シーズンを通して、目標の大会に向けて、1か月周期、1週間周期、その日のトレーニング。

長期的、中期的、短期的。

マクロ的な視点とミクロ的な視点。

その中でもバイオリズムや身体的回復期を考慮して、

ピリオダイゼーションは考えられます。

 

いまや高校生でも週に1度は休みを設ける学校も多いかと思います。

平日はトレーニングして週末に試合。月曜日は休み、というサイクル。

 

いろんなことを考えながらトレーニング計画はされますが、

一番の目的は、選手がつかれることではありません。

選手がうまく、強くなることです。

 

指導者の目的は選手をしごいて疲れさせることではありません。

選手が強くなるための手助けをするのが仕事です。

 

厳しい練習を課せば強くなるとは限りません。

もちろんオーバーロードの原則にのっとり、

技術習得の基本、反復練習などの厳しさも必要ですが

厳しさだけでは選手のモチベーションも上がりませんし、

生涯にわたってハンドボールを楽しむ、親しむという

本来育むべきものをそぎ落としてしまうかもしれません。

 

もちろん、オーバーワークで怪我をしてしまっては

本末転倒で、強くなるには遠回りになってしまいます。

 

指導者は強度という観点でトレーニングを考えて、

しっかりと選手を見てあげないといけませんね。

先日の走り込みについての記事もご覧ください。

ハンドボールにおける走り込みについて考える。

どうやって走る?何のために??

 

どんなトレーニングにしたいのか?

 

 疲れた!!やりきった!!

けど、何がうまくなったかわからない。というのは

体力の消費と浪費ですね。

もちろん、やりきった時に、

なぜかできてしまっていた、、、

というトレーニングが理想です。

精一杯取り組んで、疲れたんだけれども、

その中に成功体験や

技術戦術の習得があればいいですね。

メカルはいつも言うのですが、

「気づきや発見や欲求が生れるトレーニング」にしたいと思っています。

ただやって、ただ言われたことをやって、

疲れたけど何も残らない、がみがみ言われてストレスはたまる。

というトレーニングはお腹が空くだけですね。

まぁ体力トレーニングにはなるかもしれませんが。。

新しい情報を提供して、気づきを促す。

チャレンジを奨励していままでの自分にない感覚を体感し、発見させる。

最近接領域目標を提示し、ミスが起きても成功しても次はこうしてみたいという、欲求を発生させる。

そんなトレーニングをしたいと思っています。

もちろん、選手であるうちはさ、自分の中のテーマをもってやるようにしています。

同じ3:3でも、アウトを狙うとか、ステップを打つとか、ボールをもらう間にかわすとか、

ポストに絶対に通すとか。。。毎回毎回。

そんな意識をするからこそ、次の機会でチャレンジだったり確認だったりできるんですよね。

講習会とかでは、普段とはまるっきり違う新しいトレーニングをするかもしれない。

いろんな動きをしたり、難しい課題に取り組んだり。

その中でいつもと同じトレーニングをするかもしれない。

先生がいつも言ってることを言うかもしれない。

同じトレーニングでも違うアプローチをすることで新しい見方ができます。

普段と同じことを言われたとしたら、

「初見でもそう思われるなら、先生が言ってることはやっぱりあってる」

と思うかもしれない。

そこは選手が感じる部分で、選手に委ねている部分でもあります。

価値観の押しつけはよろしくないしね、してるかもしれないけど。

 

高い強度でプレイし続けること

この記事は2週間前にスロバキアに行ったときにバスで書いたものですが、

先日の「プロフェッショナル仕事の流儀」

ラグビー代表監督のエディジョーンズも同じことを言っていました。

ラグビーは強度のスポーツだと。

どれほどの高い強度でプレイし続けるのかが大事だと。

現在行われているハンドボール世界選手権。

フランス代表のニコラカラバティッチはほぼ60分

交代することなく試合に出続けます。

やっぱりDFもするしOFも素晴らしいし、世界トップのプレーヤーだと思います。

しかし、彼よりも12分間走を速く走るハンドボール選手はたくさんいるでしょう。

だけど、ニコラより強度の高いプレイを60分し続ける選手というのは

現在のところ見当たらないと思います。

マラソンではないですから、

試合は途中で止まることもありますし、

流れの中でペースダウンをすることもあるでしょう。

その時にいかに早く回復させるのか?

大事な場面でいかに高い強度でプレイできるのか?

がトッププレーヤーの条件かもしれませんね。

メカルがハンガリーにきて、持久走らしい持久走をあまりしたことがありません。

陸上トラックを最大で3周かな。

1,2,3,3,2,1でインターバルしたり。

だから、ボールゲームにおいて

一定の強度で動き続けるよりも、

瞬間的に爆発的なエネルギーを発揮する、

それを持続させる、何度もできる、というのが大事かと思います。

12分間で3200m走ることも大事です。

だけど、20-40-20mのダッシュを

1本目から10本目までタイムを落とさずに走れる選手の方が

ボールゲームには向いているかもしれませんね、

強度に対する強さという観点で。

もちろん、得手不得手があるでしょう。

ダッシュは苦手だけど、中距離は得意とか。

トップスピードだと自分でもコントロールできないし判断もできない。とか。

筋繊維の性質とかは遺伝的な要素が強いのですね。

もちろん、トレーニングによって改善、向上させることができるけど。

それなら、全体のレベルを、数値を上げて、

自分がコントロールできるスピードをあげるしかないです。

100のうち80%しか発揮できない80の状態ならば、

全体を110にして80%の力を80→88にすればいいのです。

これが強度を上げていくということですね。

高い強度でプレイすることを習慣化させる

中学生とかが本当に元気だなーと思うのは、

強度が高い状態でプレイするということをあまり知らないからだと思います。

どこまでが自分の全力かわからない、

だから、一定の強度でこなしていて、長時間の練習にも耐えることができる。

あんなに練習した後にめっちゃ元気に遊んでいるとか。。。

その一瞬に力を発揮させるというのは習慣の問題だと思います。

常に100%の力でやるという習慣がないと、

いざというときになかなかできません。

これはメカルもこっちに来てから戸惑ったことでもあります。

そういう習慣というのは、日々のトレーニングの設定を工夫することでどうにかなりそうですね。

最終的にやるのは選手ですが、

選手が「やる!!」という気分に持っていくのを助けるのも

指導者の仕事ですからね。

っていうかそれがほとんどでしょ。って思うけど。

声を出して走って、体操して、フットワークして、パスして、キーパーやって、

シュートして、1:1して、やっとメインのトレーニングにはいるようでは

強度という観点からは???が多いですね。

選手自身の満足度が高い、それでいてチームとしての方向づけがされている、

そんな強度の高いトレーニングをしていきたいですね。

MEKARU channel配信

さて、日曜日。

今日が世界選手権の決勝。

カタールとフランスとの試合。

楽しみですね。

先日もセミファイナルをネットで観戦しながら、

好き勝手なことしゃべって一人実況解説していました。

今回も3位決定戦からやろうかなと思います。

公式アプリを遣えばかなり鮮明に映像を見ることができるそうです。

残念ながらメカルはアプリで見ることができないので、

ネット中継を使います。

途中で動画が止まったり、画質が悪かったりしますが、

一応、質問等にもお答えしながら観戦しようかと思います。

ぜひ副音声としてお楽しみください(笑)

日本時間の22:30からだから、見れるよね?!

皆さん、画面の前で会いましょう☆

今日のハンガリー語
どんな種類の—–がありますか?
Milyen —— van?

Commentsこの記事についたコメント

3件のコメント
  • 解説面白かったです より:

    アプリを使わなくても公式サイトからライブ配信が見れるんですが
    そちらは見れないのですか?

    またyoutubeでも予選リーグはライブ配信やってました
    決勝トーナメントからもyoutubeでのライブ配信やってたかは確認してないんですが
    よせでやってたくらいなので決勝もyoutube配信するんじゃないかな
    と思います

    qatar 2015 live
    あたりで探すと見つかるかもしれません

    • mekaru atsushi より:

      情報をお寄せくださいましてありがとうございます。

      多分、テレビの関係で、ハンガリー国内に公式に配信されている
      アプリや公式配信は止められていると思います。
      メカルも試したのですが無理でした。

      YouTubeでの配信を探して、少しでも画質のいいものを見られるようにしたいと思います。

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