【ハンドボール】銘苅淳のおにあくま

おごらず にくまず あせらず くさらず まけるな

2ヶ月

time 2011/05/11

 

*今日は長いですよ。
 
 
今日は5月11日
 
東北地方大地震から2ヶ月が経ちました。
 
この2ヶ月は日本中が大変なことになりました。
 
震災直後はテレビもラジオも何もかもが震災の様子を映し出し、
 
その度にこの世のことではないような気がしてきました。
 
避難所で不安な生活をする人。
 
親族との悲しみの対面をして泣き崩れる人。
 
汗をぬぐうことなく状況説明をする官房長官。
 
原子力関係について必死に説明する人。
 
何も出来ずに呆然とする人。
 
スーパーの前には長蛇の列。
 
関東でも計画停電等で不自由な生活。
 
 
 
それと引き換え、愛知県ではなに不自由ない生活でした。
 
震災から2ヶ月経ちますが、いまだに避難所暮らしの方が沢山います。
 
大学から一人暮らしのメカルは家族以外での日常生活を経験したことがありません。
 
しかし、学生時代にバイトしていたスーパーのレジはずっと見られている気がして
 
本当に疲れた記憶があります。
 
避難所ではもう2ヶ月もそんな暮らしがあるのかと思うと心労が心配です。
 
そしてこれから先、「いつまで。」という期限がない生活だと疲れも倍増するはずです。
 
こればかりは愛知にいるメカルがいくら想像を働かせてもわからないことです。
 
こんなときに自分がもっと特別な人間だったら出来ることはあるのになぁ・・・と感じます。
 
音楽の才能があったら、避難所で演奏もできるのに。
 
お笑いの才能があったら、避難所に少しでも笑顔が増やせるのに。
 
国民が憧れるスターなら行って握手するだけでも力になれるのに。
 
財力があれば炊き出しでも寄付でも何でももっと大きなことが出来るのに。
 
でも、メカルはそんなでかい人間ではないし・・・
 
ということでやっぱりハンドボールくらいしか出来ませんでした。
 
震災後にすぐに知り合いの先生方にチャリティ講習会のお願いをして、
 
子どもたちを巻き込んでお金を集めようと思いました。
 
そしたら、たくさんの人が協力してくださって、たくさんのお金が集まりました。
 
たくさんの人の気持ちを近くで見ることが出来ました。
 
ハンドボールという競技を愛する人間はバカに出来ないなぁと思いました。
 
改めてご協力くださった方々に感謝申し上げます☆
 
そしてGWには仙台でハンドボールをすることになりました。
 
これがまたハンドボールがつないでくれた縁です。
 
秋田大学の選手として年に2度合宿をした荒井さんが仙台の中学校でハンドボールの指導をしているとのこと。
 
学生時代は同じコートでハンドボールをしていても会話をすることはなく、
 
「あぁいるなぁ。」くらいにしか思っていませんでしたが、その荒井さんの同期がなんと車体に入社し、
 
同期の中では数少ないメカルと会話をしてくれるアベチャンだったんです。
 
アベチャンが車体に入らなかったら荒井さんとはきっと一生言葉を交わすことはなかったでしょう・・・マジで笑
 
でも、そんなこんなで連絡を取り、「じゃあ、行くわ!!」と仙台行きを決めたのが出発の3日前。
 
仙台ではハンドボールをしたいと言って集まってくれた子どもたちが一生懸命に取り組んでくれました。
 
どこに行っても、どんな情況でもこんな顔してハンドボールしてくれる子どもたちがいるなら、
 
行って一緒にハンドボールを楽しみたいなぁと思ったのでした。
 
また、一つ下でこれまた毎年一緒に合宿した中京大の八巻クンも仙台にいるとのこと。
 
八巻クンは高校のコーチとしてハンドボールに携わっています。
 
二人とも実家は全壊で、人が住めるような情況ではありません。
 
それでもこの二人だけではなく、たくさんの人が子どもたちのためにハンドボールをしていることに
 
ありがたいというか、すげーなぁというかなんというか尊敬の気持ちが出てきました。

荒井さん、八巻クン、氷見出身の出戸さん、メカルにひっくり返された高校生で。
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そして実際の被災地に行きました。
 
田んぼの中には車がひっくり返っているし、
家の庭先にはトラックが突っ込んでいるし、それはそれはもう信じがたい光景でした。
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でもこれでも大分片付いたとのこと。
 
瓦礫の山が道の両脇にあり、やっと車が通れるようになったくらいです。
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道端には腐敗が始まった牛が死んでいました。
 
小学校の時計は地震のあった時刻で止まっていて、
 
3階の教室までも津波で窓ガラスが割れていました。

八巻ハウスに行くと、一階の天井付近まで波が来ていた跡を確認することができました。
この八巻くんですが、弟君の機転でおじいちゃんおばあちゃんが助かりました。
 
そのとき、八巻弟と、おじいちゃんおばあちゃんが非難した屋根に上ってみた光景がこれ。
110430_164949.jpg
見渡す限り住宅だったのに、いまは残った家と瓦礫の集まりになっています。
 
学区内の中学校はユニホームも流されて、ボールもなくなり、
 
避難所から学校に通ったりして、とてもハンドボールできる情態ではないのですが、
 
それでも地区大会の開催が決まり、ハンドボールが出来るとなると大喜びしたそうです☆
 
そんなハンドボーラーを応援したいですよね。
 
メカルが行って一緒にハンドボールしてもその子達がうまくなるわけでもないし、
 
ハンドボール用品を買ってあげることも出来ないけど、
 
思い出くらいにはなるかな。。。
やっぱり実際に被災地に行って自分の目で見て感じて、よかったです。
 
家もダメになって、町が跡形もなく無くなって、悲しいことがたくさんあるのに、
 
「ハンドボールで元気になろう!!」
 
なんてとても言えません。
 
でも、ハンドボールがしたいという子どもたちが目の前にいるのなら
 
ハンドボールしたいと思います。
 
やっぱりハンドボールって素敵なスポーツだなぁと思いました。
 
スポーツそれぞれに普遍的な価値があるのでしょうが、
 
メカルはやっぱりハンドボールでよかったと思います。
 
 
まだまだ震災の悲しみは終わっていません。
 
放射能危険地域から引っ越した子どもたちがいじめにあったりしています。
 
八巻ハウスからは震災のドサクサでにまぎれてテレビ等が盗まれました。
 
復旧、復興にはまだまだ時間もお金もエネルギーも必要です。
 
なので、支援活動は2ヶ月経とうが、1年経とうが継続的な取り組みが必要です。
 
皆さん、目の前にあるハンドボールを大切にして、
 
出来ることはチームワークで乗り越えていきましょう♪
 
詳しくはスポーツイベント5月号をお読みください。
イベント0952.jpg
このブログよりは短いです笑
 
「思いは見えないけれど思いやりは見える。心は見えないけれど心遣いは見える」
 
思いやりや心遣いを勇気を持って体現できるハンドボーラーでいましょうね☆
 
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コメント

  • 銘苅くんの言う通り、感じている通りだと思います。
    “継続”していかなければこの危機や悲しみを乗り越えることは困難でしょう。
    私の父は、町内から集めた義援金と支援物資をトラックに載せ、一人石巻まで行ってきたそうです。そしてこの活動はこれからも継続されるとの事。
    父の様に仕事が直接支援活動に活かせる人もいれば、コンビニでおつりの出る様に支払いをし、それを募金箱に入れる人もいるでしょう。
    テレビに映らない名もない人達が、その人の任務やすべき事に日々使命感をもって取り組んでおられます。
    そういうことを心に置いていれば、きっと継続した支援活動ができていくと信じています。
    銘苅くんも発信し続けていって下さいね!!

    by 陽子 €2011年5月12日 7:28 AM

  • 上手く伝えられないけれど、銘苅選手の
    気持ちはちゃんと伝わってきました。
    有名な人が来たからみんな喜ぶわけでは
    ない。ハンドボールをやっている子は
    やっぱりハンドボーラーが来て一緒に
    ハンドボールできたことが一番嬉しい
    ことだと思います!
    体力的にもその他もろもろ大変な
    こともあると思いますが、銘苅選手を
    必要としている人は多いと思います!
     

    by ちいさなおこちゃま €2011年5月12日 8:20 AM

  • すばらしい!

    by もりもと@ハンマー €2011年5月12日 8:50 AM

  • ちまたで<義援金>や<支援物資>を募集していますが、現地で役場関係がマヒ状態なのにこれってホントに被災者や地域、支援活動等に届いてる(届く)の?って疑問に思ったりします。
    以前、「行き渡らない物資を処分した」なんて報道を見た事があります。何だかなぁー。
    昨日、原発退避区域の酪農を営む方の牛さんを仕方なく処分するという報道を見ました。「家族同様の何の罪もない牛を処分しなければいけないなんて・・・えん罪です」と抵抗する牛さんをトラックに載せ見送り悲しむ経営者。あいなく今後の自分の心配をしなければいけない・・・。悲しすぎる現実。何か対処の方法はないのでしょうかね

    by あん子 €2011年5月12日 12:55 PM

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銘苅淳

銘苅淳

ハンドボールプレーヤーの銘苅淳です。 1985年4月3日生まれ。 沖縄県浦添市出身。 [詳細]

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